日本内航海運組合総連合会(東京・千代田)がまとめた6月の内航貨物船輸送量は、前年同月から横ばいの1666万5000トンだった。

自動車が2%減と、6カ月連続で前年を下回った。認証不正問題による自動車メーカーの生産・出荷停止が響いているが、減少率は5月(6%)から縮小した。直近で最も減少率が大きかった2月(27%)から回復に向かっている。

需要低迷が続くセメントの輸送は6%減った。石灰石、スラグなどの原料は4%減、雑貨は2%減だった。

石炭やコークス(蒸し焼きにした石炭)といった燃料は32%増と大きく伸びた。石炭火力発電所の定期修理で石炭の輸送需要が鈍った前年同月の反動という。需要減で前年の輸送量が低調だった鉄鋼も5%増えた。

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