卵を使って月見をイメージしたバーガーなどを期間限定で販売する(29日、東京都新宿区)

日本マクドナルドは29日、卵を使って「月見」をイメージしたバーガーやデザートなど計10商品を9月4日から全国の店舗で販売すると発表した。秋の定番品に加え、スクランブルエッグ風の卵をはさんだ新商品を販売する。期間限定商品としては初めて午後5時以降にパティを2倍にできる「倍バーガー」にも対応する。10月中旬までの販売を予定する。

今年の新作として新たに開発した「芳醇(ほうじゅん)ふわとろ月見」(520円〜)はふんわりした食感のバンズを使う。ビーフパティと店内で蒸し焼きにした卵、ベーコン、チーズのほか、バター風味のスクランブルエッグ風の卵をはさみ、濃厚で食べ応えがあるバーガーに仕上げた。秋の定番商品として毎年販売している「月見バーガー」(440円〜)や「チーズ月見」(470円〜)も4日から売り出す。

午後5時以降に100〜200円の追加料金でパティを2倍にできる「倍バーガー」にも対応する。倍バーガーはこれまで定番商品のみだったが、期間限定商品として初めて対応する。ビーフパティが2枚になることで、ボリュームが増すほか、ビーフの味わいをより強く楽しめる。

ファストフード業界では中秋の名月を前に、卵を使って月見をイメージした商品を売り出す「月見商戦」が盛り上がりを見せている。

日本ケンタッキー・フライド・チキンは29日から、半熟状のとろりとした卵を再現した目玉焼き風オムレツをフライドチキンやチキンカツなどと一緒に挟んだバーガー2種類などを販売する。ロッテリアも月見をイメージしたバーガー4品を30日から展開する。

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