値上げするサトウ食品の主力商品「サトウのごはん」

サトウ食品は2日、パックご飯を12月2日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は約11〜14%で「サトウのごはん」シリーズ全64商品が対象となる。原料米の急激な価格高騰や資材、物流費などの上昇を受け「自社の企業努力だけで吸収し続けることは極めて困難」な状況になったとして商品価格に転嫁する。

主力の「新潟県産コシヒカリ」(200グラム)の場合、現行189円(税別)を211円(同)に改定する。3食パックの場合は558円(同)から630円(同)に値上げする。パックご飯の値上げは2023年7月に全商品を約8〜10%改定して以来となる。

店頭でコメ不足が叫ばれるなか、サトウ食品が使用する原料米は事前の販売・生産計画に基づき調達しているため不足している状況ではないが、人件費や物流費の高騰などで原料米の仕入れ価格も高騰しているという。

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