宅配業者が宅配ボックスに入った商品を集荷する

パナソニックホールディングス子会社で住宅設備事業を手掛けるパナソニックハウジングソリューションズ(PHS)は2日、フリマアプリ「メルカリ」の商品をマンションの宅配ボックスから発送できるサービスを始めたと発表した。宅配ボックスの用途を荷物を受け取る以外にも拡大し、新たな需要を開拓する。

三菱商事の発送サービス「Smari(スマリ)」を使う。共用部ではなく各住戸の前に宅配ボックスを置いたマンションでも利用できる。パナソニックが手掛けるマンションの共同玄関にあるインターホンと連携させることで、利用者が留守でも宅配業者がパスコードを使って各住戸の前まで集荷に行くことができるようにした。

配達や集荷作業の効率化が求められるなか、いつでも荷物を受け取れる宅配ボックスの需要が高まっている。PHSの商品企画部の林伸昭部長は「荷物を受け取るだけでなく、発送もできるようにして宅配ボックスを普及させていきたい」と話す。

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