射出成型機メーカーの東洋機械金属は24日、2025年4月から社名を「TOYOイノベックス」に変更すると発表した。25年に創業100周年を迎えるのを機に変更する。田畑禎章社長は「射出成型機、ダイカストマシンに続く新たな柱をつくりたいと考え、社名を変えることにした。ソフトウエア開発者などの人材確保にもつなげたい」としている。
同日発表した24年3月期の連結決算は最終損益が12億円の赤字(前の期は6億4800万円の黒字)だった。売上高は18%減の288億円。中国向けが振るわなかったうえ、鉄製品などの部材高騰が響いた。
27年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画も発表し、最終年度の売上高を400億円、営業利益率を6.5%とする目標を掲げた。電気自動車向けに使われるダイカストマシンの売上比率を高め、収益向上を狙う。
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