PFUの技術を活用しリチウムイオン電池を検知する

PFU(石川県かほく市)は、同社の手掛ける人工知能(AI)エンジンを用いたリチウムイオン電池(LiB)検知システムの実証実験を東京都町田市で実施すると発表した。期間は9日〜12日まで。実験を通じて課題を洗い出し、検知精度を高める目的がある。

検知装置の設計にはIHI検査計測(横浜市)の協力を得た。町田市では過去にごみ処理施設でLiBが原因とみられる火災が発生するなど、処理の方法が課題となっていた。

町田市が収集した燃えないごみをX線で撮影し、LiBの有無や混入場所をPFUのスキャナー技術を応用したAIエンジンで検知する。LiBが混入していた場合、光を照射して場所を示し、作業員による回収作業の負担を軽減できる。同様のシステムは福岡市でも実証実験が進んでおり、2025年度の製品化を目指す。

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