フランフランの買収で、「アインズ&トルぺ」を中心とする小売事業が伸長する

アインホールディングス(HD)は4日、2025年4月期の連結純利益が前期比12%減の100億円となる見通しだと発表した。従来予想から8億円上振れする。8月のインテリア・雑貨店のフランフラン(東京・港)買収などが寄与する。

売上高は13%増の4535億円、営業利益は5%減の193億円と、従来予想よりそれぞれ385億円、15億円上方修正した。コスメ主体のドラッグストア「アインズ&トルぺ」では韓国などのアジアンコスメや高価格帯コスメの売り上げが伸びている。

調剤薬局事業でも高額医薬品の処方が増え、処方箋単価が上昇している。一方で24年の調剤報酬改定では注力している敷地内薬局の報酬が大幅に下がっており、利益面を圧迫する。また「薬価改定の業績への影響が不透明なため、業績予想には織り込みきれていない」(アインHD)という。

同日発表した24年5〜7月期の連結決算は、売上高が前年同期比9%増の1036億円、純利益は23%減の16億円だった。

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