泉州電業は仕入れコストの上昇を販売価格に転嫁し利益を確保した

泉州電業が5日発表した2023年11月〜24年7月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%増の53億円だった。自動車や半導体などの工場向けに電線の売り上げが伸びたのに加え、仕入れコストの上昇を販売価格に転嫁したことが寄与した。

売上高は7%増の991億円、営業利益は18%増の75億円となった。電線に使われる銅の価格が前年同期の平均に比べて15%ほど値上がりしたことに伴い、商品の販売価格も引き上げた。物流システムを効率化し、経費も削減した。

24年10月期の業績予想は据え置いた。ただ、銅価格は足元で弱含んでおり、電線価格が軟化すれば収益を押し下げる可能性はある。

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