西部ガスホールディングス傘下の西部ガスは6日、都市ガスの使用量を計測するガスメーターについて、熊本県内の1224個で法令が定める有効期間が切れていたことが判明したと発表した。最長で3カ月超過していた。週内に交換を終える予定としている。原因については調査中という。
7月31日に熊本県内の顧客から問い合わせがあり発覚した。調査の結果、大半は家庭用だったが業務用も72個あった。他の供給エリアでは期間切れのメーターがないことを確認し、9月3日から交換を始めた。西部ガスによると、交換前のメーターでも通常の使用や保安機能に問題はないという。
ガスメーターは正確に使用量を計測するため、使用できる期間である「検定有効期間」が計量法で定められている。家庭用は10年に1回、一部の業務用は7年に1回取り換える必要がある。
原因など調査結果がまとまり次第、再発防止策とあわせて公表する。西部ガスは「都市ガスを利用する顧客に多大なる迷惑、心配をかけおわびする」とコメントした。
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