経団連の十倉雅和会長は9日の記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を米バイデン政権が阻止するとの報道を巡り発言した。「米大統領選のさなかで、判断にはふさわしくない時期だと思うが、逆にそれに左右されて(中止命令が)出てくるなら良くない」と述べた。
「ルールに基づいた公正で公平なジャッジメントに注目している」と強調した。同日の経団連会合で日本製鉄の橋本英二会長兼最高経営責任者(CEO)から「気をもんでいる」との話があったと明かした。橋本氏は経団連副会長を務める。
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