中国の自動車メーカーなどでつくる「自動車工業協会」によりますと、8月の新車の販売台数は、輸出も含めて245万3000台となり、去年の同じ月と比べて5%減り、3か月連続の減少となりました。
これは、新車販売の8割近くを占める中国国内での販売台数が、消費者の間で節約志向が強まる中、去年の同じ月と比べて10.7%減ったことが主な要因です。
一方、EVなどの「新エネルギー車」の販売は、去年の同じ月と比べて30%のプラスと堅調で、販売台数に占める新エネルギー車の割合は、44.8%となりました。
また、ガソリン車も含めた全体の輸出台数は、51万1000台と、去年の同じ月と比べて25.4%増え、輸出が新車販売を支える形となっています。
ただ、中国製のEVをめぐっては、補助金によって不当に安く輸出されているなどとして、欧米で関税引き上げの動きが出ていて、先行きには不透明感が広がっています。
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