サトウ食品は10日、未定としていた2025年4月期の連結純利益が前期比26%減の17億円となる見通しを発表した。原料となるコメの価格や物流費の高騰に加え、設備投資に伴う減価償却費も増加したことで減益を見込む。パックご飯の需要が拡大するなか、売上高は同6%増の450億円とした。1株当たりの年間配当予想は前期と同じ60円とする。
同日発表した24年5〜7月期の連結純利益は、前年同期比25%減の1億7000万円、売上高は同9%増の75億円だった。パックご飯の売上高が同11%増と大きく伸びた。パックご飯が「日常食」として広がり販売が堅調に推移した。
サトウ食品は12月から主力商品「サトウのごはん」シリーズの全商品を11〜14%値上げする計画だ。原料米の急激な価格高騰や資材、物流費の高騰を商品価格に転嫁する。
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