コネクタ―内の部品点数を減らしたことで、発火する危険性を3割抑えられた

日本航空電子工業は10日、スマートフォンやパソコン(PC)に差し込むコネクターの新モデルを発売した。コネクター内の部品数を減らすことで、差し込む部分に液体が付着して発火するリスクを従来より3割減らした。より安全性の高い部品を用いたいという顧客の要望に応えた。

量産を始めたのは「DX07シリーズ」の新型。スマホやPCに用いる充電機器や接続アダプターなどの市場向けに販売する。コネクターは水分が付着し、必要以上に電気が通ると発火する恐れがある。内部の部品の数を減らし部品同士の距離を従来の約2.3倍に延ばしたことで、発火の危険性を減らせる。

接続端子は「USB Type-C」で、幅広いスマートフォンやパソコンに対応する。使用可能な温度の範囲はセ氏マイナス30度からセ氏85度。市場価格は非公表だが、従来品と同程度を見込む。生産台数や販売目標は非開示。国内工場で量産する。

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