記者会見に出席した浜木綿の林永芳社長(10日、名古屋市)

中華料理店チェーンを展開する浜木綿が10日に発表した2024年7月期の単独決算は、税引き利益が1億円の黒字(前の期は6200万円の赤字)だった。値上げのほか、季節ごとのメニューやフェアを実施したことが集客増につながった。

売上高は前の期比10%増の57億円だった。主力店舗「浜木綿」で値上げを4回実施した効果もあり客単価が上昇した。林永芳社長は同日の記者会見で「食材や建築費の高騰で、今後も値上げを考えていく状況だ」と話した。

総菜を扱う新業態「中国食堂はまゆう」に注力する方針だ。業態変更やリニューアルに伴う店舗改装などによる固定資産除却損など計5600万円を特別損失として計上した。

25年7月期の売上高は前期比4%増の60億円、税引き利益は同43%増の1億6600万円を見込む。25年7月期の期末配当は5円増配の15円を予想する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。