すかいらーくホールディングス(HD)は12日からファミリーレストラン「ガスト」で夕食時間帯に対象商品を割り引くセールを初めて開催する。定番メニューの食材やソースを刷新して付加価値を高めた新商品も期間限定で投入する。物価高で外食控えの傾向が見られる中、価格や商品戦略を見直して集客力を高める。
12日から10月9日までの平日午後5時から9時までの間で対象メニューを値引きするタイムセールを始める。毎週対象メニューが変わり、ハンバーグの100円引きや、デザート25%引きなどを予定する。比較的客数の少ない夜の時間帯に客を取り込む。
定番メニューの刷新では「みんなのガストNEO新メニュー」と称し、ハンバーグやピザの具材・味付けを刷新した新商品を投入。全5種類で販売は9月12日から11月20日まで。商品は全品890円から。「3種きのこと炙り生ハムのピザ」は6年ぶりにピザ生地の粉の配合を見直し、全粒粉を加えて食感を感じやすくした。「ビターソース ビーフハンバーグ」は定番のデミグラスソースより苦みを加え大人な味わいに仕上げた。
4月からガストのスペシャルアドバイザーに就任したタレントのヒロミさんが監修した商品も販売する。コラボ商品は4月に開催した第1回が好評だったため、今回で2回目となる。ヒロミさん監修メニューの「やんちゃガーリックチキン鉄板ピラフ」は、にんにくなどを弱火で炒めることでより香りを楽しめるようにした。
10日に都内で開いた発表会で商品開発を担当する内田道敬氏は「ピザ生地の開発は一昨年から試行錯誤を重ねており、商品の品質にこだわっている。日々進化するガストのメニューを楽しんでもらいたい」と話した。
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