Zeppホールネットワークは国内外でライブ会場を運営する

ソニーグループの音楽子会社、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は11日、グループ会社でライブ会場を運営するZeppホールネットワーク(東京・港)を完全子会社化したと発表した。共同出資の官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」が保有するZepp株49%を取得した。

取得額は非公表。完全子会社化して機動的に事業を推進することで、ライブエンターテインメント事業の成長につなげる。Zeppは17年に同機構の出資を受けていた。23年までにアジア8都市での開業を計画していたが、現在は台湾とマレーシアの2都市にとどまっている。

同機構の広報担当者は「拠点数の目標には未達だが、ライブの開催数や観客動員数はほとんど目標に達した。投資してからある程度期間もたち、日本の音楽やアーティストを海外に広める役目は終えた」と話した。

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