福岡証券取引所で上場式に臨むマリオンの福田敬司社長(前列右から2人目)ら(12日、福岡市中央区)

不動産の賃貸や売買を手掛けるマリオンは12日、福岡証券取引所本則市場への上場式を開いた。同社は不動産の証券化事業を成長分野と位置づけており、福田敬司社長は「福岡で集めた資金を地元の不動産に投資し、得た利益を分配する『金融の地産地消』を進めたい」と意気込みを述べた。

投資対象となる不動産が一定程度積み上がった段階で、福岡に拠点を設ける方針も明らかにした。福岡市中心部では大規模再開発が進んでおり、「居住用不動産の市場は活況が続くだろう」(福田社長)とみる。

マリオンは1986年設立。2018年9月には旧ジャスダック市場に上場し、現在は東証スタンダード市場に上場している。

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