「そごう・西武」は去年9月、セブン&アイ・ホールディングスからアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却されていて、会社は12日、今後の事業計画を発表しました。

それによりますと、現在、改装工事を行っていて、来年の全面開業を目指している旗艦店の西武池袋本店について、売り場面積をこれまでの半分ほどにしたうえで、ブランド品と化粧品、さらに食品の3つの売り場に注力するとしています。

そのうえで首都圏のほか、広島県と秋田県、福井県にある残り9つの店舗についても運営の効率化を図り、当面、店舗の閉鎖は行わない考えを明らかにしました。

そごう・西武の売却をめぐっては去年8月、労働組合が西武池袋本店で、大手デパートとしては61年ぶりのストライキを実施する事態となり、雇用が維持されるかが焦点の一つになっています。

これについて投資ファンド出身でそごう・西武の劉勁代表取締役は、「池袋の改装でさらなる従業員のリストラは考えていない」と述べ、現在の雇用は維持する考えを示しました。

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