土屋ホールディングス（HD）は13日、2024年10月期の連結純利益が前期比27%減の1億7000万円になりそうだと発表した。従来予想の5億5000万円から3億8000万円下方修正し、一転減益となる。注文住宅の受注が第4四半期に集中し、対応しきれない見込みとなった。
工事ができず住宅の引き渡し棟数が減少することで、売上高は1%減の342億円となる。従来予想から8億円引き下げ、減収に転じる。
営業利益は49%減の2億円。減収に加えて資材価格の高騰による建築コストの増加などが響いた。経常利益は42%減の2億5000万円を見込む。
同日発表した、23年11月〜24年7月期の連結決算は、最終損益が8億5200万円の赤字（前年同期は6億8200万円の赤字）だった。注文住宅の不振に加えて、住宅以外に手掛ける大型物件でも原価上昇に伴い採算が悪化した。売上高は前年同期比2%増の210億円。不動産売買や新築分譲マンション事業が好調だった。
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