中国四国百貨店協会が25日発表した3月の中国5県の百貨店売上高は、前年同月比3.2%減の163億円だった。7カ月連続の前年割れ。気温が低めに推移したことや人気ブランドの撤退が影響し、衣料品や身の回り品の不調が目立った。

岡山高島屋(岡山市)では2月末、中四国で唯一あった仏高級ブランド「エルメス」が撤退した。3月の婦人服・洋品が5割減、バッグなど身の回り品が3.2%減となる一因になった。インバウンド(訪日外国人)がけん引し全体の来店客数は5.6%伸びた。天満屋は催事の会期延長の効果で、岡山県内3店が合計で0.2%増だった。

丸由百貨店(鳥取市)は0.7%減だった。低温により春物衣料が苦戦する一方、化粧品の一部ブランドについては値上げ前の駆け込み需要が下支えした。

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