オープンする直営店は本社の1階を改装した(イメージ)

包丁メーカーの吉田金属工業(新潟県燕市)は、本社内に直営店をオープンする。同社は現在、東京・六本木に直営店を出店しているが、新潟県内の出店は初めて。金属加工業で有名な燕三条地域を目指して訪れた観光客らが同社の商品を直接購入できる場を設け、販売強化や新規顧客の獲得につなげる。

オープンする直営店「YOSHIKIN SHOP燕店」は本社の1階部分を改装し約30平方メートルの店舗スペースを設けた。営業時間は平日の午前10時〜午後4時。10月1〜4日までは短い営業時間でプレオープンし、7日から全面開業する。

店舗では同社の商品を展示販売するほか、試し切りができるスペースも設けた(イメージ)

店舗には同社が展開する継ぎ目のないステンレス製の一体型包丁「GLOBAL」シリーズなどの商品約80点をそろえた。包丁の研ぎ直しの受け付けや試し切りなどができるスペースも設けている。

同社は売上高の7〜8割を輸出が占め、今回の直営店の出店は国内販売を強化する狙いもある。担当者は「地元の人や燕三条地域のものづくりに強い関心がある人に来ていただき、実際に包丁を体験してもらいたい」と話している。

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