井本商運は北海道の十勝港と京浜港などを結ぶ定期コンテナ航路を5月に開設している(7月、北海道広尾町の十勝港)

内航海運業の井本商運(神戸市)は26日、北海道の函館港と東京港を結ぶコンテナ船の定期航路を10月7日に開設すると発表した。週1便で、月曜日に東京港を出発し木曜に函館港に寄港、翌月曜に東京港に戻る。200TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)の内航コンテナ船を使う。

同社は2019年から特定の顧客向けに不定期で両港を結ぶ航路を運航していたが、新規顧客は受け付けていなかった。ただ、物流の「2024年問題」でトラック輸送力の低下が懸念されているため、陸運から海上輸送などに切り替えるモーダルシフト需要が増加すると判断。定期航路に切り替えるとともに、今後は新規顧客の貨物も受け付ける。

同社は5月、外航船大手のオリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)と連携し十勝港(北海道広尾町)と釧路港(同釧路市)、京浜港を結ぶ定期コンテナ航路を開設している。

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