日本の主な自動車メーカー各社が発表した8月の中国での販売台数は、
▽トヨタ自動車が15万2065台と去年の同じ月より13.5%減ったのをはじめ
▽ホンダが5万7091台で44.3%
▽日産自動車が4万9204台で24.2%減少するなど
中国で販売を行う5社すべてで下回りました。

中国では普及が進むEV=電気自動車の価格競争が激しくなっていて、ガソリン車やハイブリッド車を主体とする日本車の販売にも影響したことが主な要因です。

中国市場での苦戦が影響し、世界全体の販売台数も8社のうち6社で減少しています。

このうちトヨタは3.1%の減少で、国の認証試験で不正が発覚した3つの車種の生産を停止したことに伴い、国内販売が9.1%減少したことも影響しました。

一方、日本メーカーの主力市場であるアメリカでの販売は、ハイブリッド車の需要が堅調なことなどから、現地で販売を行う6社のうち5社で去年の同じ月を上回っていて、中国市場などでの減少をどこまで補えるかも焦点となりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。