自動車部品製造のダイヤメット(新潟市)は親会社であるメプロホールディングス(HD、東京・千代田)が、自動車関連の樹脂製品製造を手がける児玉化学工業の完全子会社になると発表した。メプロHD傘下にはダイヤメットのほか、同業の柳河精機(三重県亀山市)がある。グループ化により規模拡大や営業強化などにつなげる。

メプロHDは投資ファンドのエンデバー・ユナイテッド(東京・千代田)が、ダイヤメットと柳河精機の経営統合を目的に2023年11月に設立した持ち株会社。エンデバーと児玉化学の間で、メプロHDの全株式を25年4月1日付で譲渡することで基本合意した。譲渡価格などは協議中としている。エンデバーは児玉化学の株式も、議決権所有割合で25%保有している

親会社の株式譲渡後もダイヤメットの経営体制などに変更はなく、雇用も維持する。ダイヤメットは今回の基本合意で「技術・機能面でのシナジー創出で、新たな成長ビジョンの策定が可能になる」としている。

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