三菱倉庫は27日、11月1日に1株を5株に分割すると発表した。株式分割の実施は初めて。27日の終値（5275円）ベースで1単元（100株）あたり52万7500円の最低投資金額を引き下げる。株式の流動性を高めるとともに投資家の裾野を広げる。
株式分割後の最低投資額は、足元の株価を基に試算すると10万円程度に下がる。東京証券取引所は上場株への望ましい最低投資額を50万円未満としている。投資家が株を買いやすくし、個人投資家を取り込む。投資家向け広報（IR）のホームページも改修するなど、個人投資家向けに情報を積極的に開示していくという。
株式の分割に伴い、2025年3月期の期末配当予想は80円から16円に修正した。分割を考慮した実質的な配当額は変わらない。
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