74億円超を調達したダイニーは、飲食店の顧客がスマートフォンで料理を注文できるシステムが強みだ

国内のスタートアップが9月24〜27日までに発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。

CAGUUU 3億円

家具の電子商取引(EC)サイトを手掛けるCAGUUU(東京・渋谷)はベンチャーキャピタル(VC)のジャフコグループなどから3億円を調達したと発表しました。ECサイトの運営やマーケティングに調達資金を投じます。

FastLabel 3億円

人工知能(AI)システムの開発に使うデータの加工事業を手掛けるFastLabel(ファストラベル、東京・渋谷)は丸紅やソニーベンチャーズから3億円を調達したと発表しました。事業会社との連携や営業活動の強化などに充てます。

パナHD、AI開発の効率化へスタートアップと協業

xxxxnese 約1億4000万円

越境ECを手掛けるxxxxnese(千葉市)はベクトルなどから約1億4000万円を調達したと発表しました。販売プラットフォームを中国以外の東アジア地域にも拡大させます。

Flucle 約2億3000万円

社会保険労務士向けのウェブサービスを提供するFlucle(フラクル、大阪市)はVCのジェネシア・ベンチャーズなどから第三者割当増資で約2億3000万円を調達したと発表しました。正社員を増やすほか、製品開発の体制を強化します。

社労士向けサービスのフラクル、2億3000万円を調達

ダイニー 74億6000万円

飲食店の業務効率化を支援するダイニー(東京・港)は海外投資家を引受先とする第三者割当増資で74億6000万円を調達したと発表しました。飲食店のPOS(販売時点情報管理)データを活用して食品メーカーの販売促進を支援する事業などに参入します。

飲食店システムのダイニー、74億円調達 25年に海外展開

LAPRAS 約4億円

企業とIT(情報技術)エンジニアのマッチング事業を手掛けるLAPRAS(ラプラス、東京・品川)は第三者割当増資と融資で約4億円を調達したと発表しました。採用プラットフォームの開発やマーケティング、営業体制の拡大に充てます。

ポケトーク 3億円

ポケトーク(東京・港)はゆうちょ銀行とVCのスパイラルキャピタルが共同で設立したファンドから第三者割当増資で3億円の調達を決めたと発表しました。国内で販売体制を強化するほか、海外で販売網を拡大します。

フォッグ 約3億円

オンラインのくじプラットフォームを手掛けるフォッグ(東京・渋谷)はNTTドコモ・ベンチャーズなどを引受先とした第三者割当増資で約3億円を調達したと発表しました。創業以来、外部の投資家から初めて資金調達を実施し、人員などを強化します。

タンプ 約10億円

ギフト商品のECサイトを運営するタンプ(東京・品川)はニッセイ・キャピタルなどを引受先とした第三者割当増資で約10億円を調達したと発表しました。新規事業を始めるほか、調達先であるJ・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店と協業します。

Jフロント、ギフトEC運営に出資 サイト機能を拡充

ドクターメイト 10億円

介護施設向け医療相談サービスを手掛けるドクターメイト(東京・中央)は第三者割当増資と金融機関からの借り入れで10億円を調達したと発表しました。入居者が医師からオンライン診療を受けられるサービスの強化に充てます。

介護施設特化のオンライン診療アプリ ドクターメイト NIKKEIスタートアップ Xで最新情報を発信

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。