トヨタは燃料電池バスで自社基準を上回る環境負荷物質が含まれていたと発表した

トヨタ自動車は30日、水素で走る燃料電池(FC)バス「SORA(ソラ)」の一部部品に自社基準を上回る環境負荷物質が含まれていたと発表した。運転席周辺のネジや扉の開閉スイッチの部品で、カドミウムと六価クロムが確認された。車両運行などで乗員や乗客への影響はないとしている。無料修理を実施し、対象部品を回収する。

商品カタログでの記載が不適切だったことも明らかにした。基準は日本自動車工業会(自工会)が定める目標に準拠して設定したが、実際は基準を上回るにもかかわらず、「自工会自主目標達成」と記載していたという。

現在生産・販売している車両では、環境負荷物質を含まない部品へ切り替えた。トヨタは「今後、調達部品の環境負荷物質の有無について、チェック機能を強化し再発防止を徹底する」としている。

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