熊本県内のバス事業者5社は、全国交通系ICカードによる運賃決済を廃止する(5月、熊本市)

熊本県内でバスや電車を運行する公共交通5社は30日、「Suica(スイカ)」や「はやかけん」などの全国交通系ICカードによる運賃決済を11月15日で廃止すると発表した。交通系ICの決済システム導入後に廃止するのは全国で初めて。5社は代替として2025年3月をめどにクレジットカードなどのタッチ決済を導入する。

交通系ICを廃止するのは、いずれも熊本市に本社を置く九州産交バスと産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス。交通系ICは機器の更新費用がかさむため、比較的費用負担が少ないタッチ決済に切り替える。切り替えまでの運賃決済は現金または5社が発行している「くまモンのICカード」のみとなる。

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