熊本空港の新施設のパーク部分には、くまモン像も登場した(1日、熊本県益城町)

阿蘇くまもと空港(熊本県益城町)を運営する熊本国際空港(同)は1日、旅客ターミナル東側で整備を進めている飲食施設や公園などからなる新エリアを報道陣向けに公開した。26日に開業する。同社は地元住民や送迎客らの利用を見込んでおり、地域のにぎわい送出につなげる考えだ。

新たに開業する「そらよかエリア」は、台湾発ヌードルバーなどの飲食店5店や、熊本県のPRキャラクター「くまモン」の像を置いた公園などで構成する。敷地面積は約1万1400平方メートル。一部店舗が同エリアの開業前から営業を始めるなど、段階的にオープンする。

国際線のコンコースも延伸された(1日、熊本県益城町)

また国際線コンコースの延伸も完了し、1日に運用を始めた。搭乗の際に利用する固定橋も増設しており、国際線利用客の利便性向上を図った。台湾積体電路製造(TSMC)熊本進出で台湾との往来が増えるなか、国際線の今後の需要拡大に備える。

熊本国際空港は、新エリアなどを整備した今回の2期工事を空港建設の仕上げと位置づけている。山川秀明社長は「新施設で週末にイベントも開き、地域の人に楽しんでもらいにぎわい創出につなげたい」と語った。

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