recriは舞台や展覧会のチケットを毎月届けるサブスクサービスを手掛ける

芸術鑑賞チケットのサブスクリプション(定額課金)サービスを手掛けるrecri(レクリ、東京・港)は、2025年前半にも関西圏にサービスを広げる。現在販売しているチケットは関東圏で開催されている舞台や展覧会が大半を占める。関西で鑑賞できるコンテンツを増やし、利用者の裾野を広げる。

利用者拡大に向けたマーケティング費用やサービスの改良に充てるため、ユナイテッドなどを引受先とする第三者割当増資で1億円を調達した。

レクリは20年設立。利用者が会員用サイトに自身の好みや予定を入力すると毎月1枚、おすすめの芸術鑑賞チケットが自宅に届くサービスを23年から運営する。空席となっているチケットを興行主から割安な価格で仕入れている。

月額料金は演劇やミュージカル、バレエなどの舞台プランが7900円、西洋美術、現代アートなどの展覧会プランが2400円。30〜50代の女性を中心に利用者が増えており、累計の利用者数は約3500人に上る。

現在は舞台を中心に年間数百作品を取り扱うが、25年以降は音楽や映画などにも品ぞろえを広げることを検討する。サブスクサービスを通じて蓄積した利用者データを活用したオリジナル作品の開発も視野に入れる。栗林嶺社長は「25年末までに利用者数を2万人に引き上げたい」と話す。

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