人通りの多い東京駅改札前にオフィスを模したワークスペースを設けてイヤホンの機能をアピールする(設置イメージ)

オーディオ機器を輸入販売するエミライ(東京・港)は東京駅の改札近くに期間限定のオフィスを模したワークスペースを設ける。人通りが多く騒がしい場所で雑音を制御するイヤホンを体験してもらい、機能をアピールする。

3日と4日の午前11時から午後7時まで、新幹線八重洲中央北口改札近くのイベントスペースで開く。6つの机を置き、新幹線や飛行機の音を再現するブースも設けて、9月発売のイヤホン「ARC 3 Music Pro」(4万4000円)の使用感を試してもらう。耳を塞がないオープンイヤー型で、人工知能(AI)による雑音制御「ノイズキャンセリング」機能がついている。2日間で500人程度の利用を見込む。

オンラインでの会議が普及し、オフィス内でヘッドホンやイヤホンをする人が増えた。エミライの9月の調査ではヘッドホンを装着している同僚に悪い印象を抱く人が42.7%に上り、「話しかけにくい」などコミュニケーションを阻む要因になっている。

一方、耳を塞がないオープンイヤー型に悪い印象を持つ人は34.6%にとどまるとの結果となった。オープンイヤー型で高機能のイヤホンに商機があるとみている。

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