DGタカノの節水蛇口は水量を最大8割削減できるという(2日、東京都渋谷区)

ヤマダホールディングス(HD)は2日、節水製品を手掛けるDG TAKANO(DGタカノ、東京・台東)のキッチン蛇口の独占販売を始めたと発表した。水の使用量を最大8割削減する蛇口で、リフォーム売り場のある全国192の店舗で商品を実演販売する。節水機能やデザイン性の高さをアピールし、リフォームの契約増につなげる。

DGタカノが開発したキッチン蛇口「メリオールデザイン 5a faucet」の販売を始めた。同製品は米シリコンバレーの著名デザイナー、ダン・ハーデン氏と共同開発したもので、ノズルを伸ばしてシンクの隅々まで掃除できる未来的なデザインが特徴だ。6月から同社の通販サイトを中心に販売してきた。

ヤマダの店頭では設置工事費込みで17万9800円で販売する。DGタカノが2023年に発売した、汚れの落ちやすい特殊な食器のセット(1万1700円から)も蛇口とセットで提案する。

ヤマダHD傘下であるヤマダデンキの佐野財丈副社長は「家電を含めて本当に価値のある製品には消費者はお金を払ってくれる」と述べた。「ヤマダの実店舗の接点を生かしてDGタカノの製品の良さを伝え、優れた製品がそろうヤマダブランドの印象を高めたい」と話した。これから発売されるDGタカノの製品についても、ヤマダが独占的に販売することを検討する。

DGタカノは10年の創業。水の使用量を最大95%削減する業務用ノズル「バブル90」が主力製品だ。外食店やスーパーなど向けに累計で約30万個を出荷している。

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