万代タクシー（新潟市）は、QRコードを読み込みタクシーを呼ぶ新たなサービスを始めた。スマートフォンのカメラでQRを読み取るとブラウザが立ち上がり、名前と電話番号を入力して配車依頼ができる仕組み。インバウンド（訪日外国人）や観光客からの需要を見込む。
まず、新潟市内の商業施設「ピアBandai」の駐車場にQRコードを記載した看板を設置した。QRコードには位置情報が組み込まれており、利用者は位置情報を入力せずにタクシーを呼ぶことができる。配車依頼ボタンを押すと「配車待ち」と表示され、タクシーが見つかれば「迎車中」に自動更新される。
今後は市内の観光地やホテルの各部屋、居酒屋の各席などにQRを設置する計画だ。配車のハードルを下げるだけでなく「これまで利用者の配車依頼を代行していた店員やホテルスタッフ側の負担軽減にもつながる」（木下幸治業務課長）とみる。
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