エネチェンジの城口氏は会計処理問題を受け、7月にCEOを辞任した

電力・ガス事業者向けの業務支援などを手掛けるポートは4日、電気自動車(EV)充電事業などのENECHANGE(エネチェンジ)の前最高経営責任者(CEO)である城口洋平氏が保有するエネチェンジ株に対して担保権を設定したと発表した。ポートが城口氏個人に対して貸し付けた資金の担保との位置付けで、エネチェンジの発行済み株式総数の13.87%にあたる。

設定日は9月30日で、484万2400株。ポートが設けた返済期限までに城口氏が借入金を返せない場合、ポートは担保権を行使し、株式を取得できる。城口氏はEV充電事業を巡る会計処理問題を受けて7月末にエネチェンジCEOを辞任した。

ポートは4日時点でエネチェンジの4.22%の株式を保有。担保権が行使されれば同社株の保有比率は約18%になる。「エネチェンジと当社のエネルギー領域のビジネスで強力なシナジーを出せると考えており、協業の可能性を模索していく」としている。

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