スタンレー電気は26日に2024年3月期決算を発表した

自動車ランプ大手のスタンレー電気は26日、2025年3月期の連結純利益が前期比17%増の311億円になる見通しだと発表した。ランプ販売が堅調なほか、前年に古い設備の廃棄に伴って計上した特別損失などがなくなる反動で増益となる。年間配当は前期より6円増やし、61円とする。

売上高は6%増の5000億円、営業利益は40%増の500億円を見込む。同日発表した24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比8%増の4723億円、純利益は増減なしの264億円だった。中国ではホンダなど日系メーカー向けの出荷が減ったが、米国での販売が好調で利益を確保した。円安による為替差益や自動車メーカーへの価格転嫁が進んだことも寄与した。

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