みずほは「インパクトビジネスの羅針盤」を公表するなどインパクトの取り組みを強化している

みずほ銀行は8日、資金使途を社会や環境、経済にポジティブなリターンを生む企業への融資に絞った「インパクト預金」の取り扱いを10日から始めると発表した。企業向けの預金商品で、1000億円を募集総額の上限とする。預金を通じ、企業が社会に前向きな影響を及ぼす事業に関与できるようにする。

預入金額は原則1億円以上、100億円以内とする。預入期間は1カ月〜1年とし、金利は通常の大口定期預金と同水準(7日時点で0.125%)とする。集めた資金は第三者評価を取得した枠組みに沿い、社会的にポジティブな影響を与える事業の創出を目指す企業への融資に充てる。企業は預金を通じ、こうした事業への貢献に関与できる。

インパクト預金の取り扱いは民間金融機関で初めてという。金利のある世界となり、ビジネスの原資となる預金獲得の重要性が高まっている。預金商品の差別化を図る狙いもある。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。