朝日生命保険は9日、保険料を契約時にまとめて支払う円建ての一時払い終身保険の取り扱いを12月から再開すると発表した。低金利環境が長期化し、日銀がマイナス金利政策を導入した16年に取り扱いを中断していた。足元の金利水準が商品を提供できる水準に達したとして8年ぶりに再び販売する。

一時払いの終身保険は、契約の際に多額の保険料をまとめて納めることから退職金の運用先として選好されてきた。同商品の外貨建ては円高に振れると受取額が減るリスクがある。朝日生命では外貨建て商品を扱っておらず、金利の先高観もあり円建て商品の需要が根強いと判断した。

契約時に適用する予定利率は金利の動向を踏まえて改定する。営業職員を通じて販売する。他社ではメットライフ生命保険が7月に円建て一時払い終身保険の販売を再開していた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。