ポーラ・オルビスホールディングス（HD）子会社のポーラ化成工業は9日、シンガポールと神奈川県藤沢市に研究開発拠点を設置したと発表した。いずれも企業や大学の研究者が集まる施設内に設置した。優秀な人材を確保し、基盤研究のレベルや新製品開発のスピードを高める。
既存の横浜拠点（横浜市）と合わせて3拠点体制とする。最先端の研究が集まる環境に置くことで、社員の勤務意欲の向上や高度人材の育成にもつなげる。シンガポールでは現地人材の確保を目指す。
まず、個人のiPS細胞をもとに個人の個性を反映した皮膚組織をつくる「ミラースキン」研究プロジェクトを推進する。より個人に合う化粧品の開発を目指し、開発過程で得る知見も活用する。
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