マツダは高級SUV「CX-80」を発売した(8日、横浜市)

マツダは10日、新型の多目的スポーツ車(SUV)「CX-80」の国内販売を同日から始めたと発表した。プラグインハイブリッド車(PHV)の最高グレードは712万円で、同社として最高価格を更新した。これまで主に欧州ブランドを購入していた高級志向の顧客を取り込み、国内販売は年間1万7000台を目指す。

CX-80は7人乗りできる3列シートのSUV。国内ではガソリンエンジンのPHVのほか、ディーゼルエンジンとディーゼルエンジンのハイブリッド(HV)の計3種類を設けた。力強い走りと優雅なデザインを前面に打ち出した。同社の毛籠勝弘社長兼最高経営責任者(CEO)は「マツダがいま持っている一番高いレベルを凝縮した一台」と意気込む。

マツダは近年、高価格帯の中大型SUVを「ラージ商品群」として品ぞろえを広げてきた。従来の商品より利益率が高く、今後の電動化に向けた大型投資の原資を稼ぐ重要な役割を担う。

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