松屋が10日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比63%増の17億円だった。中国人客をはじめとしたインバウンド(訪日外国人)の需要が増え、免税品の売り上げが伸びた。ラグジュアリーブランドのバッグや時計・宝飾などの高額品の販売も好調だった。
売上高は24%増の241億円。円安や航空便の回復といった外部環境の改善に加え、各国の決済事業者や銀行と連携したサービスなども奏功した。7月の免税売上高は単月として過去最高だった。営業利益は3.1倍の27億円で、同期間としての最高益となった。
同日の決算説明会で森田一則取締役は訪日客の動向について「9月はインバウンドの勢いがこれまでに比べると少し弱かったが、国慶節(に伴う休日期間)はだいぶ持ち直した」と話した。
25年2月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比16%増の480億円、純利益は14%増の30億円を見込む。
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