「街中縁日」のスナックではJR東日本の社員がカウンターに立つ(10日、東京都国分寺市)

JR東日本子会社のJR東日本スタートアップ(東京・港)と「街中スナック」を展開するイナック(同・荒川)などは10日、JR中央線西国分寺駅の北口前で「街中縁日」と呼ぶイベントを始めた。JR東の社員も接客にあたるスナックを出店し、12日まで駅を中心とするコミュニティーづくりの実証実験を行う。

「旅するスナック」では、イナックの関係者やJR東の運転手らが「ゲストママ」「ゲストマスター」としてカウンターに立ち、JR東の利用者と交流する。地元で育てたホップを使ったクラフトビールを提供するほか、タコスやスペアリブなどの移動販売車も配置する。営業時間は午後5時から9時まで。

イナックはカラオケ、タバコ、深夜営業のないスナックを荒川区に出店している。たなかるい社長は「駅前で孤独を抱える人が気軽に立ち寄り、話をして帰るといった出会いの場所をつくりたい」と話す。17〜19日には武蔵境駅でも同様のイベントを実施する。

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