収穫前のコシヒカリの圃場(24年9月、新潟市)

農林水産省は11日、2024年産の新潟県産米の作況指数(9月25日時点、平年=100)は「やや不良」の98になる見込みだと発表した。全国は「やや良」の102だった。新潟県では5月下旬から6月上旬にかけて気温が平年を下回った影響で穂数が少なく、収穫量も平年よりも少なくなる見通しとなった。

作況指数は10アール当たりの予想収穫量の実数値を平年値と比較する数値。地域別にみると上越地域は101、中越地域は99、下越地域は97、佐渡地域は95だった。10アール当たりの予想収穫量は23年産から26キログラム増の537キログラムになる見込み。

主食用米の作付面積見込みは23年から800ヘクタール増の10万1400ヘクタールだった。

北陸農政局の郡健次・次長は新潟県の作況が「やや不良」だったことについて「穂数が少なかったのが今回の作況指数に最も影響した」と見解を述べた。

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