荷物の積み込みの様子などを公開した(18日、さいたま市)

サントリーグループは18日、物流拠点の浦和美園配送センター(さいたま市)でトラックの待機時間を半減できたと発表した。荷物を置くスペースを増やしたほか、受付を簡素化した。ドライバーが不足する2024年問題を踏まえ、同様の取り組みを別の拠点にも広げる。

同日、物流センターを報道陣に公開した。トラックが拠点に到着し、荷物を積んで出発するまでの時間を、従来の約1時間から約30分に短縮した。同センターでは「サントリー天然水」や茶系飲料「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」などを保管しており、首都圏を中心に年間で2500万ケースを出荷している。

物流での人手不足に対応するためで、同社は30年にもトラックドライバーが22年比で23%減ると推計する。待機時間などのロスを減らすことで、物流の効率化を進めるねらいがある。同センターでは省人化にも取り組む。自動運転のフォークリフトとコンベヤーを組み合わせたシステムなどを導入している。

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