乗務員が40〜50人不足し路線バス網の維持が困難になっている(5月、札幌市)

ジェイ・アール北海道バス(札幌市)は21日、札幌圏の路線バスについて系統廃止や減便を伴うダイヤ改正を12月1日に実施すると発表した。乗務員不足で現行の路線バス網維持が困難なためで、現状は40〜50人が不足しているという。系統廃止を含めて平日で146便、土日祝日で86便を減便する。

JR北広島駅と南幌町を結ぶ路線の一部ルートなど3系統を廃止する。減便は札幌駅と手稲駅、札幌駅と新札幌駅、北広島駅と江別駅を結ぶ路線などが対象。運行エリアは札幌市や小樽市、長沼町など計4市2町に及ぶ。

札幌圏で運行する路線バスのうち平日で約5%、土日祝日は4%ほどが減る。平日は1日約2400人、土日祝日は約600人に影響が出ると想定する。詳細なダイヤは11月中旬に公表する予定だ。

同社は4月のダイヤ改正で札幌圏の計21便を減便した。また2023年11月以降、札幌駅と十勝エリアの広尾町を結ぶ都市間バスを運休している。

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