テーブルチェックは食べログと席在庫の連携を始めた

飲食店向け予約管理サービスを手がけるテーブルチェック(東京・中央)は22日、飲食店予約サイト「食べログ」と予約管理サービスの連携を始めたと発表した。飲食店がテーブルチェックの管理サービスで「食べログ」の席在庫も一元管理できるようになる。店側の予約管理の手間を減らし、新規取引の拡大につなげる。

飲食店は「食べログ」や「楽天ぐるなび」などのグルメサイトを複数利用する場合、サイトごとに事前に空席を割り当てている。各サイト経由の予約や空席状況は連携されておらず、開放する空席情報をサイトごとに調整する必要があった。テーブルチェックは各サイトからの予約状況を一元的に管理できるサービスを提供しているが、サイトごとの席在庫の調整はできなかった。

今後はテーブルチェックと食べログの席在庫がリアルタイムに連携される。飲食店は両サービスの予約を個別管理する必要がなくなり、食べログに開放する席在庫を増やして予約獲得の機会損失を減らせる。

テーブルチェックはホテルやミシュラン掲載店など高価格帯の飲食店の利用が多い。居酒屋などカジュアルな飲食店の利用も多い食べログと連携することで、店側の利便性を高めるとともに、これまで取り込めていなかった低価格帯など新規飲食店との取引拡大を目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。