つなモビに乗車できるバスツアーの様子(2月、静岡県焼津市)

静岡県焼津市は24日、交流型の低速電気自動車(EV)を走らせる実験「つなモビ」と路線バスを組み合わせて市内を巡るツアーを開く。市が定期開催するバスツアーの一環で、つなモビの実証に合わせ企画した。地元住民向けに市内の施設や店舗の周遊を促し、路線バスの利用増につなげるほか新たなモビリティーへの認知度向上も図る。

25日までの2日間、午前9〜11時と午前10時30分〜正午の各日2回実施する。つなモビでかつお節工場見学やだしの試飲体験ができる施設、地元の水産加工品などを購入できる店舗を巡り、焼津駅までの帰路は路線バスを利用してもらう。料金はつなモビの700円とバスの200円を合わせた計900円。地元客を中心に計23人が参加予定だ。

つなモビの第3弾実証実験は12日に始まった(静岡県焼津市)

つなモビ運営主体の合同会社うさぎ企画(静岡県長泉町)は12日から最終実証と位置づけた3回目の実験を始めた。定員6人で最高時速19キロの車両を走らせ、予約を受けて焼津駅から4キロ圏内に45カ所設けた停留所で乗り降りさせる。23日までの乗車回数は約400回。バスツアーは第2回実験中の2月や3月にも実施した。

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