キヤノンマーケティングジャパンは23日、2024年12月期の連結純利益が前期比7%増の390億円になりそうだと発表した。従来計画から15億円上振れする。CAD(コンピューターによる設計)関連製品を手がける子会社株式の譲渡益などが、利益を押し上げる。年間配当も前年比10円増の130円と、予想から10円上積みする。
売上高が7%増の6500億円、営業利益が3%増の540億円とする見通しは据え置いた。
同日、キヤノン電子が発表した24年1〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比20%増の56億円だった。宇宙スタートアップのスペースワン(東京・港)が連結対象から外れ、同社に関連する費用が減った。売上高は複合機向け部品の販売が底堅く、2%増の728億円だった。
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