エイチ・アイ・エス(HIS)は25日、東京・虎ノ門の本社社屋を買い戻すと発表した。今後の業績見通しが改善しているほか、手元資金が増加したことから判断した。新型コロナウイルス禍の業績不振で、2021年9月に三井住友ファイナンス&リース子会社のSMFLみらいパートナーズ(東京・千代田)に「リースバック方式」で譲渡し、賃借していた。
SMFLみらいパートナーズに譲渡した「東京ワールドゲート 神谷町トラストタワー」(東京・港)の4、5階の本社フロアの信託受益権を買い戻し、信託契約を解除する。取得額は325億円。物件の引き渡しは31日を予定する。
HISの24年10月期の連結売上高は前期比43%増の3600億円、最終損益は70億円の黒字(前期は26億円の赤字)を見込む。
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