KDDIと石川県は包括連携協定を締結した(25日、金沢市)

KDDIは25日、ローソンの石川県内の店舗に災害支援を目的としてドローン(小型無人機)を配備すると発表した。米スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」のアンテナも置く。災害が発生した際にコンビニエンスストアを拠点とすることで、被害状況の確認など迅速な対応をとれるようにする。

KDDIと石川県は同日、包括連携協定を結んだ。1月に起きた能登半島地震ではスターリンクのアンテナを県内に送付して通信環境を確保するなど、災害対応で連携してきた経緯がある。

米スカイディオ社が開発する人工知能(AI)を使った自律飛行型ドローンを2024年度内にローソンに設置する。KDDIはスカイディオ社と資本業務提携している。暗闇での自律飛行が可能で、被災状況の確認などに利用する。KDDIはローソンを含め全国1000カ所にドローンを配置するとしている。

協定では併せて年内にKDDI子会社のオフィスを金沢市内に開設するとした。社員1人が常駐し、自治体や県内事業者に対してデジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成を支援する。

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