さくらインターネットは28日、米エヌビディアから画像処理半導体(GPU)1100個を購入すると発表した。投資額はサーバーや関連機器を含めて86億円。早ければ12月にエヌビディアから納入される見通し。北海道石狩市の石狩データセンターに導入し、生成AI(人工知能)向けクラウドサービスを拡充する。
さくらネットは4月にエヌビディアの次世代GPUなどを計1万個調達する方針を示していたが、発注済みの次世代GPUについてエヌビディアからの実際の供給が遅れる見通し。そこでひとまず、現行のGPUで最新のものを購入することを決めた。
さくらネットが同日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比4倍の7億1000万円だった。生成AI向けクラウドサービスが収益化したことが寄与した。売上高は同28%増の132億円。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展もありクラウドサービス事業も堅調に推移している。
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